実は夜に咲く

実は夜に咲く というオオオニバス。

sakuya konohana kan

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実は夜に咲く というオオオニバス。

そして、2日間にわたり開花します。
「夕方に開き始め翌朝に閉じ、翌日の夕方にまた咲く」不思議な咲き方をします。
それには理由がありました!


実は!

オオオニバスの花の秘密。

オオオニバス1日目の花オオオニバス1日目の花オオオニバス2日目の花オオオニバス2日目の花


1日目の花は白く、香りがあり、2日目はピンクに変色して香りはほとんどありません。
まず、1日目の夜、花の強い香りに誘われた虫たちを 花が閉じるときに閉じ込めます。

その翌日の夕方に開花した時、閉じ込められた虫たちは開放されます。そしてまた次の花を探しに飛び立ちますが
そのときに探すのは決まって開花1日目の香りのある白い花なんです。
このように異なる花同士の花粉を昆虫に運ばせることで、丈夫なタネをつけるように仕組んでいるというオオオニバス。

自然の智恵を感じずにはいられません!

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花は夜に開き、朝閉じるという開閉運動を2日間繰り返します。開花1日目の花色は乳白色で開花2日目に紫紅色に変化します。

夏期なら午後7時頃、冬期なら午後6時から開きはじめ、8~10時頃にほぼ満開の状態を迎えます。夏期なら翌朝の10時頃、冬期なら11時頃まで咲き続け、日差しが強くなり、温度の上昇と共に花を閉じます。

 オオオニバスの花は、開花1日目に雌蕊のみが熟し、花粉の受け入れが可能になります。その際、雄蕊は熟しておらず、翌日の開花2日目にようやく花粉を放出します。経験上、一株において開花1日目と2日目の花を同時につけているところを稀にしかみたことが無いことから、種の多様性を図るため、同一株での受粉を避けるためだと考えられます。ただし、同一花中の花粉でも結実が見られ、受粉・受精が行われると種子が得られます。

原産地における花粉の媒介は、夜行性の昆虫(カナブンなど)が行います。日本では、人工交配を行う場合もありますが、数株を同時に栽培すると、夜行性の昆虫が花粉を運び、放任状態でもよく結実します。原産地では、開花1日目の花が閉じる際に昆虫を花の中に閉じ込め、花粉が放出される時刻に再び花が開き、昆虫を開放することになります。これは、2日目の開花時刻が、1日目の開花時刻より1~2時間程度遅れること、花粉が放出される時刻と関係があるようです。

開花する蕾は、午後4時頃から甘いフローラルな香りを辺り一面に漂わせます。

開花2日目の花から開放された昆虫には、無数の花粉が体についています。昆虫は花の香りに誘われ、花を発見し、訪花する訳ですが、開花1日目の花は、甘く強く香ります。
先熟した雌蕊がある開花1日目の花の香りに誘われ、2日目の花から解放された昆虫が効率的に訪中することにより、花粉が運ばれ受粉がおこなわれることになります。開花2日目の花の香りは極わずかで、殆ど香りません。昆虫はすでに受粉が完了した開花2日目の花に訪れる確立は低下します。

花色の変化についても、乳白色は昆虫に発見されやすく、紫紅色は発見されにくくしているのではないかと考えられています。