日本各地の植物園が一致団結!!
日本国内には7,000種を超える植物が自生していますが、人為的環境の変化などが原因で、その4分の1程度にあたる1,945種(2007.環境省まとめ)が絶滅の危機に瀕しています。
咲くやこの花館が所属する(社)日本植物園協会では、全国の植物園が一致団結し、2012年度までに、国内における絶滅危惧植物の内、約50%を植物園が分担して保有・栽培・保全しようという試みが進められています。
植物多様性保全拠点園認定証
2008年2月17日朝日新聞
地域で保全活動の中心となる地域拠点園が20施設、特定の種類において保全を目指す特定植物拠点園が19施設あり、咲くやこの花館は、後者の登録をしている施設となります。
植物園は北海道から沖縄にかけて、ほほ日本各地に存在するため、その内の39施設が協力し合い、適地適作ではありませんが、風土に適合した植物の保全活動をおこなう予定です。
また、各施設において在籍する研究者の得意分野を保全活動の目標植物として定める施設もあり、より専門性の高い取り組みが実現できるのも植物園ならではのことです。
咲くやこの花館では、特にサクラソウ科、キンポウゲ科、水生植物についての保全活動を強化する予定で、国際花と緑の博覧会の基本理念である『人と自然の共生』を継承し、今後様々な展開を考えています。
指定管理者制度の実施により、植物園の存在意義について、入園(館)者数などに評価の力点がおかれるケースが多いようにも思われますが、市民の皆様の憩いの場、教育の場としての活動は勿論のこと、植物園の本分である絶滅危惧種の調査・保全などについても重要視し、保護や啓蒙活動などを実施していく予定です。
咲くやこの花館は、熱帯~極地まで、様々な気候下で生育する植物の栽培・展示をしていることから、幅広い取り組みと今後の展開が期待されます。
取り組みなどについてはHPやプログで随時、ご紹介していきたいと考えています。
オニバス
科 名:スイレン科
学 名:Euryale ferox Salisb.
分布域:日本(本州、九州)、インド、中国、朝鮮半島、ウスリー、台湾など
絶滅危惧Ⅱ類。
平地のやや富栄養化した湖沼、ため池、河川などに生育する1年生の浮葉植物。生育した浮葉は、直径30~150cmに達し、時に2mを超える。葉の両面に刺があり、裏面は青紫色。花は、6月下旬から9月にかけて開花し、開放花と閉鎖花の2種類がある。
生育地の埋め立てや水質汚濁の進行で、消滅が相次ぎ、現在の産地は数10ヶ所に減少している。
シモツケコウホネ
科 名:スイレン科
学 名:Nuphar submerusa Shiga et Kadono
分布域:日本(栃木県の一部)
絶滅危惧IA類。
近年、新種登録された、全く浮葉を形成しないコウホネの仲間。沈水葉は茶褐色で
葉柄の断面は中空。花は8~10月にかけて開花し、径3~4cmで黄色、柱頭盤は赤いのが特徴。葉の形態からワカメコウホネの別名がある。流水域に生育するため、生育可能範囲が狭く、絶滅に瀕している。





