エメラルドグリーンの海、
そして白いパウダーサンド
(ヌメア)▲
■3500種類もの野生植物の島
作家、森村 桂の小説『天国に一番近い島』で有名になったニューカレドニアは、オーストラリアの東約1200kmの洋上に浮かぶ島です。四国ほどの大きさの主島・グランドテール島のほか、いくつかの島からなります。主にメラネシア人が住んでいますが、1946年以降フランスの海外領土となっています。資源としては、ニッケル鉱を産することが有名で、日本にも輸出されています。
この島は2億5千万年前、地殻変動でオーストラリア大陸から分離したと考えられています。そのため、オーストラリア大陸と類似の、フトモモ類やアカシア類も数多く見られ、特にフトモモ科のニアウリ(メラレウカ・クインクエネルビア)は葉から採る香油をせきどめシロップなどにして、土産物屋に並べられ親しまれています。
▲町内で目立つホウオウボク(ヌメア)
島の中央に標高1000〜1500mの山脈が走り、西側は年間降雨量が1020mmでやや乾燥し、東側は2680mmで湿潤な気候になっています。従って植生は西が貧弱、東が豊かな状態です。年平均気温は23℃、低温期でも平均気温が19℃もあります。
約3500種類の植物が確認されており、そのうち76%が固有種といわれています。派手さはありませんが、ナンヨウスギ(アラウカリア)類にはこの島固有の種類も多く、島内各所で見られます。このほかソテツ類やユーホルビア類にも固有の種類があります。
汽水域ではマングローブがあり、ヒルギの仲間が生える
(ヌメア近郊のチバウ)▲
■おなじみの熱帯花木
園芸植物については亜熱帯という気候のせいもあって、カエンボクやポインセチア、ハイビスカスなど他の地域から導入された熱帯花木が数多く見られます。特筆すべきは現地でフランボワイヤンと呼ばれるカエンボクで、開花期の11月を迎えるとまるで木全体が燃えているような感じを受けます。
生鮮野菜、果菜はタロイモ、サツマイモ、トマト、キュウリなどが代表で、熱帯果実も種類が沢山あります。
▲アラウカリア(ナンヨウスギの仲間)が群生している
(ブーライユ)
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▲メラネシア人の踊りで祝福される結婚式(ヌメア)
タロイモやヤムイモの並ぶスーパーマーケット▲
▲舟のような容器にトーチジンジャーやヘリコニアも朝市で売られる(ヌメア)
先住民のカナクの歴史や信仰、食生活を展示したチバウ文化センターには、これらと係わりのある植物が屋外で栽培されており興味深いものです。また、この敷地内にはマングローブの代表でもあるヒルギ類の自生も見られます。
ニューカレドニアはクリーンなイメージの観光地です。特にハーネムーナーに人気があり、結婚式を兼ねておとずれる日本人旅行者も少なくありません。 |